素材について考えよう
Materials
家を建てる時、構造はプロに任せるとして、内装は自分たちのセンスで彩りたいですよね。床は木の温もりを感じられるものにしたい、壁は汚れにくい素材がいいなど、様々な希望があると思います。内装材には、木の質感、大理石の高級感、あるいは機能性に優れた素材など、実に様々な種類があります。どんな素材があるのか知っておけば、理想の空間をデザインすることができます。
新建材について
昔の家は、木や紙など自然素材で作られていました。しかし、戦後からバブル期にかけて、ビニールやプラスチックといった石油由来の素材を主成分とする「新建材」が登場しました。新建材は、大量生産が可能で、比較的安価に安定供給できるという点が大きな特徴です。
「新建材はシックハウス症候群の原因になるのでは?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、近年は法規制が強化され、建材から放出される有害物質の基準が厳しく定められています。そのため、適切な施工が行われれば、健康被害のリスクは大幅に低減されています。
メリット
- 大量生産が可能で、リーズナブルに安定供給できる
需要に合わせた大量生産が可能であり、価格も比較的安価に抑えられます。 - 施工がしやすい
工期が短縮でき、施工が容易です。 - デザインが豊富
様々なデザインや色合いの製品が開発されており、住宅の個性を出したい方に人気です。
デメリット
- 耐久性が低い
自然素材に比べて耐久性が低く、紫外線や経年劣化によって変色や変形が起こる場合があります。 - メンテナンスが必要
定期的なメンテナンスが必要となる場合があります。
自然素材について
昔ながらの家づくりに使われてきた、木、紙、石といった自然から生まれた素材を「自然素材」と呼びます。
「自然素材の家は高価」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、長期的な視点で見ると、実はコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。高い耐久性があり、長く住み続けることができるため、リフォームや建て替えの頻度が少なく、結果的にコストを抑えられる可能性があります。
メリット
- 温かみのある質感と豊かな香り: 木材の温もりや、自然素材特有の香りが、住まいにあたたかみをプラスします。
- 健康への配慮: 化学物質をほとんど含まないため、化学物質過敏症の方や小さなお子様がいるご家庭でも安心して暮らすことができます。
- 快適な室内環境: 湿気を吸放出する調湿効果があり、室内の湿度を一定に保ち、快適な空間を作り出します。また、室内のニオイを吸着する効果もあります。
- 高い耐久性: 長く住み続けることができる高い耐久性を持ち、適切なメンテナンスを行うことで、その性能を長く保つことができます。
デメリット
- 素材の個体差: 天然素材のため、一つひとつ木目や色合いが異なり、完全に同じものがありません。
- 変形や傷つきやすい: 木材は乾燥や湿気によって伸縮したり、傷がつきやすいといった性質があります。しかし、この自然な経年変化を魅力と感じる方も多くいます。